独での心臓移植で募金活動=8000万円目標に「哲郎くん救う会」−福岡  難病の特発性拡張型心筋症と診断された福岡県太宰府市の自営業江口哲哉さん(46)の長男哲郎君(9)=小学4年=が、ドイツ・ハノーバー医科大学病院で心臓移植手術を受けることになり、知人らでつくる「哲郎くんを救う会」は4日、手術や渡航などの費用を集めるため、募金活動を始めた。 両親や救う会代表らによると、哲郎君は3月に緊急入院した福岡市立こども病院・感染症センターで、心臓移植手術以外に助かる見込みがない原因不明の特発性拡張型心筋症と診断された。 病状の進行は早く、5月には容体が悪化したため、転院先の九州大学医学部付属病院で補助人工心臓を装着した。 8月中のドイツ行きを目指しており、募金の当面の目標額は8000万円。江口さんは会見で「治療費は私たち夫婦ではどうすることもできない。早い時期にドイツへ行かせてやりたい」と訴えた。問い合わせ先は「救う会」電話092(918)5101。
(時事通信) - 7月4日19時1分更新

哲郎くんを救う会